2007年11月14日

Re: 松井秀来季はベンチスタート?

11月8日MAJOR JPなどスポーツ各紙は、ニューヨーク・ヤンキースの地元紙ニュース・デー(電子版)の報道として7日(米国時間)キャッシュマンGMが来季の外野の布陣に関しレフトにデーモンをレギュラーに指名、松井秀はジアンビーやダンカンなどとDHで併用する方針を明言したと伝え、日本人ファンに衝撃が走っている。 

報道によれば、デーモンはFA移籍が濃厚なAロッドの後釜確保のためホワイトソックスのクリーディ三塁手獲得との交換トレードが噂されていたが、代理人のボラス氏を伴って自宅のあるフロリダ州オーランドで開催されたGM会議に出席したキャッシュマンGMを訪問し、トレード話について会談した結果、キャッシュマンGMがトレードを否定、来シーズンのレフトのレギュラーをデーモンに与えることを明らかにしたというもの。
 

デーモンはインディアンスの地区シリーズでチームトップの2割7分8厘、2本塁打、5打点と勝負強さを発揮、プレイオフの成績を重要視するヤンキースの首脳陣にアピールした。
 

キャッシュマンGMは「デーモンの攻撃力はうちにとって不可欠。毎日レフトを守り、先頭打者として活躍する姿を見たい。08開幕戦?今。考えるとしたらデーモンがレフトだと思う」(日刊スポーツ9日)と、営業トークとも思えない発言をし、結果的に松井のベンチスタートを示唆している。
 

プレイオフで1割8分2厘、本塁打2厘点ゼロで戦犯扱いされ、今オフ右ひざ手術を抱える松井秀の地盤沈下が一気に表面化した格好だ。
 

一部に松井秀のトレード噂もあったが、松井は全球団に対しトレード拒否権を持っており、それはなさそう。

 
しかし、キャッシュマンGMは、「その時々で左翼とDHに入ってもらう」(日刊スポーツ9日)ともらしており、最終的にはジアンビがファーストに入るか休養を取った際にDHで出場するとみられる。 

現段階の情報では、来季のヤンキース外野陣は、右翼が契約オプションを行使したアブレイユ、中堅がカブレラでほぼ確定。左翼と指名打者(DH)でデーモンをレギュラーに.松井秀を併用。またDHにはジアンビ、ダンカンらが候補として挙がっている。
 

Aロッドの移籍と新監督の就任で松井秀に新たなチャンスが訪れたような空気が一時的に流れたが、事態はまた逆に回転し始めている。

トーリ監督の退団後、キャッシュマンGMは、松井秀の起用に関し、てのひらを返すように、レギュラーが白紙であり、春のキャンプで競争を勝ちぬくことを求めていた。

 
しかし、この日のキャッシュマンGMの発言に従えば、松井は来シーズンを事実上控えに回る可能性が高いということになる。 

こうしたストーブリーグ情報は、各球団首脳がFAなどの流動的な契約更改を中心に、チームとしての総反省と選手の今季の評価や故障などの様々な流動的要因を抱えつつ、全選手、監督人事も含めて様々な選択肢が複雑に絡み合って流動する。
 

一つの選択枝を選ぶそばからさらに選択枝が分かれていくという複雑で「読めない空気(現実)」そのものの相対的な動きに翻弄される。

 
誰しもそれらをいちいち分析してどうなるものでもない、という諦観に達するに違いない。 

おそらく松井自身もそのことを痛感しているだろうし、それ以上野暮な発言もツッコミも許さないだろう。
 

それこそ神のみぞ知る世界だ。

何よりも大事なのは、まず春のキャンプまでに故障から完全回復すること。
 

そして、原点に立ち返って再スタートすること。
 

松井らしさとは何か?
 ホームランバッターでもない、アベレージヒッターでもない、日本人メジャー未踏の大目標「3割30本100打点」を目指すこと? 

7日、右ひざの内視鏡手術を受ける場所がニューヨークの病院で手術することが決まったという。
 

まずは第一関門の手術の成功を祈ろう。
posted by jo at 09:10| Comment(39) | TrackBack(4) | MLB観戦ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

Re:松井秀の手術の選択

内外の各メデイアは3日、地区シリーズ敗退後ニューヨークで静養していた松井秀が、痛めていた右ひざの治療方法について内視鏡により剥離した骨を取り除くクリーニング手術を受けることを決定したと報じた。

松井秀は地区シリーズ敗退直後の10月15日、ニューヨークの病院で磁気共鳴画像装置(MRI)などの検査を受けた精密検査を受けたが、手術なども含めた治療方法は決まらず、「複数の医師の意見を聞いて決めたいです」とコメントしていた。

ひざの関節内の骨を手術で滑らかにし、炎症の原因を取り除く選択肢のほかに、手術をしなくても長期的に見て良くなる方法など手術以外の選択肢も検討し、検査結果や検査画像などを日本の主治医にも送って判断を仰いだ。

そして、球団首脳や計4名の日米の医師、知人のサッカー選手等の意見を総合的に判断した結果、3週間かけて最終的に最善の方法を選択したという。 


松井秀は、球団広報を通じ、「もう少し大きな手術をやるという選択肢もあったけど、それだと術後の時間もかかるし、手術の効果にも個人差があるということだった。ただ手術なしでこのまま良くなるとは思わなかった。関節内の軟骨をきれいにするということ。あとはドクターを決め、ドクターの日程に従う」(デイりースポーツ11月2日)最終決断の理由をコメントした。

松井サイドは本格的な手術には慎重な姿勢だったといわれるが、球団サイドは終盤の松井秀の不振の原因を右ひざの故障の影響と判断、早期から本格手術による完全回復を要請していた。
 

ちなみに、この日の会見も、松井秀自身が発表する前にキャッシュマンGMが先立って「松井秀は右ひざの簡単な手術をする」とコメントするという異例の発表となった。
 

ジラルデイ新監督は、AロッドFA移籍のニュースの中、いち早く松井秀の来季の中軸としての活躍に期待するコメントを寄せたものの、キャッシュマンGMの「松井秀のレギュラーは白紙」という地区シリーズ敗退直後のコメントとあわせて考えると、春のキャンプまでにどれくらい回復できるかがポイントになってくるだろう。
 

ジラルデイ新監督は昨年トーリ監督の下でベンチコーチを務め、今年はニューヨークメディアの解説をして松井秀の功績など客観的なデータは十分把握しているとはいえ、この2年間の松井秀の故障イメージが来季の起用方針に何らかの影響があることは否めない事実。

松井秀にとって右ひざ痛は今回が初めてだが、左ひざ痛は巨人時代の1998年からたびたび経験しており、松井秀の来季が、35-36歳という男の節目を迎えた正念場のシーズンになることは間違いないだろう。
 

手術そのものは簡単で、来春のキャンプインには間に合うとみられているが、骨折時以外での手術を受けるのは松井秀にとって初めての経験。

おしなべて手術は術後の回復時間や効果にも個人差もあり、不安なシーズンオフを迎えている。
 

手術は近日中にも行われる予定。
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Re:FA宣言で面白くなってきた松井稼の争奪戦

 時事通信(11月3日)によると、地元紙ロッキー・マウンテン・ニューズ(電子版)の報道として、ロッキーズの松井稼頭央が1日(米国時間)、フリーエージェント(FA)を申請したと報じた。

ニューヨークメッツから無念の移籍後2年目を迎えた今季、持病の腰痛を抱えながらも104試合に出場して打率2割8分8厘、84得点、32盗塁、二塁の守備でも100試合以上出場したナ・リーグのレギュラー二塁手中最高の守備率9割9分2厘を残した松井稼は、終盤球団初のWシリーズ進出に大きく貢献し、プレーオフでも打率3割4厘、8打点とラッキーボーイの活躍を見せた。

報道によれば、松井稼と
ロッキーズとの今シーズンは1年契約で、松井はロッキーズ残留を第一優先に考えている模様。

また、ロッキーズも
オダウドGMがWシリーズ期間中にいち早く「彼は重要な一員だ。このチームに合っている」とコメント、来季の再契約に前向きな姿勢を見せている。

しかし、FA宣言以降は、ロッキーズがWシリーズ終了の翌日から15日間は独占的に交渉可能だが、13日以降は他球団の交渉も可能になる。

一方、こうした松井稼に対し、MAJOR JPは2日の報道でアレックス・ロドリゲスのFA宣言によって、サードのポジションが空いたニューヨーク・ヤンキースがカノ二塁手をAロッドの後釜に据えるプランを表明、これに伴い、ロッキーズの松井稼らの名前を挙げてFAのセカンド獲得に乗り出す可能性を示唆した。

また、MAJORJPによると、ロッキーズの地元紙デンバー・ポスト(電子版)の報道として30日(米国時間)、シカゴ・カブスが松井の獲得に動く可能性があると報じていた。同紙はこの日、今シーズン終了後に契約が切れる松井とロッキーズの間に進展はななく、今季150万ドル(約1億7000万円)だった松井の年俸の倍増を予想、このオフにカブスが走れる選手の補強を目指していることから、松井に注目しているという。

松井稼本人はW シリーズ直後のインタビューで、ロッキーズとの契約について、「焦る必要もない。チームの評価がどうなのかわからないし、まだそこまで考えていない」(時事通信10月30日)とコメントしていた。

三塁手や二塁手は、FA市場では実力のある人材が松井やニューヨーク・メッツのカスティーヨ等に限られているとされ、売り手市場を背景にFA松井の争奪戦の行方が面白くなって来た。
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2007年10月31日

Re: AロッドFA宣言と新監督決定は松井秀のラッキーチャンス?

あと3年7200万ドル(82億8000万円)の契約を残しながらも契約破棄によるFAの権利を持っていたニューヨーク・ヤンキースのAロッドことアレックス・ロドリゲスのFA取得が明らかになった。 

松坂の代理人でもある大物エージェントのボラス氏が、記者団に対し残り3年の契約を破棄してFAとなることを示唆したもの。

一方、ヤンキース球団首脳はFA宣言した場合、残留交渉をしないことを明言、これでAロッドの退団移籍が確実になった。 

日刊スポーツ(10月30日)は、ポラス氏の発言として、「クローザーののリベラ、捕手ポサーダ、投手ベテイットなど主力の去就が不透明で、FA登録後10日間で決めるのは時間が足らない」とFA宣言の理由を説明した。

Aロッドはトーリ監督の退団を機に一気に主力選手の大量流出を懸念しチームの将来に不安を覚えたという。
 

Aロッドの掲げる条件は、「年平均3000万ドル(35億円)5年以上契約」が最低ライン」といわれる。
 

Aロッドサイドは、ニューヨーク・ヤンキースの球団収入は、Aロッド入団後TV放映権料等が増えており、Aロッドはその一部を受け取るが権利がある等と主張している。
 

しかし、ヤンキースは、こうしたマネーゲームへの参加を基本的に拒否しており、スタインブレナー・オーナーの長男・ハンク氏は、「ヤ軍の一員でいたくない選手に在籍してほしくない」と、逆切れしてAロッドサイドの要求を強く批判した。
 

ヤンキースが今後FAで再契約することも可能だが、「ノーチャンス」といち早く引き止めない方針を打ち出した。

一方、Aロッドにしてみれば、FAして契約破棄をしても、違約金は72万ドル(8280万円)だけですみ、痛くも痒くもない今回のFA宣言だった。
 

なお、AロッドのFAのニュースはWシリーズの第4戦のさなかに発表されたこともあって、大リーグ機構がAロッドサイドのルール違反に抗議を表明したため、Aロッドサイドは謝罪のコメントを発表している。 

ヤンキースはヤンキースで、今季こそ圧倒的な成績で勝負強さを見せたものの、史上最高のファイブツールバッターといわれながらAロッドの所属するチームはWシリーズに出れないというジンクスをもつAロッドの残留条件(年32億10年等?)を飲むつもりはさらさらなく、FAするならご自由にというスタンス。


共同通信の報道によると、地区リーズ敗退直後トーリ監督の退団決定から一気にストーブリーグ入りしたニューヨーク・ヤンキースは、29日(米国時間)、注目される新監督人事でジョー・ジラルディ前フロリダ・マーリンズ監督の就任を要請したことを伝え、30日正式に同氏の就任決定が発表された。
 

当初、最有力と見られていたマッティングリー・ベンチコーチは代理人を通じて声明を発表、「ドンは4年前に打撃コーチになったときから、ヤンキースの指揮を執ることを強く望み、目標にしてきた。だから今日はとてもつらい日だ」(MAJORJP10月30日)と、マッティングリー氏が新監督の下でコーチ陣に加わるつもりはないことを明らかにしている。
 

現役時代にヤンキースで捕手としてプレーした経験を持つジラルディ氏は、1990年代後半に3度のワールドシリーズ制覇に貢献。2006年には若いマーリンズを率いてナ・リーグ最優秀監督に選出されている。今季はニューヨークで解説者を務めている。


こうした激震ヤンキースの人事動向にあって、中心選手AロッドのFA.移籍と晋監督就任によって、気になる松井秀を取り巻く環境はどう変化するのだろうか?   

メジャーリーグ選手会は29日、フリーエージェント(FA)を申請した57選手を発表した(MAJORJP10月29日)が、目玉は、Aロッドやバリー・ボンズ等で、ワールドシリーズを制覇したレッドソックスからは現時点でゼロ、ロッキーズからはリリーフ左腕アフェルト投手ら2人が申請。そのほかでは6年連続ゴールドグラブ賞のハンター外野手(ツインズ)、今季47セーブのコルデロ投手(ブルワーズ)等だが、Aロッドの代わりになるような大型FA選手は見当たらない。


加えて、再建へ向けて動き出したヤンキースは、Aロッドのほかにリベラやポサダら大物4人がFAとなって放出の可能性を含んでおり、予算的にも無理難題を増やせない環境にある。

結論的には、FAマーケットでヤンキースがAロッドに代わる大型補強の見通しはないこともあって、Aロッドなきあとの選手補強戦略自体、これまでのような巨額の移籍金を払っての再建の方向から軌道修正するとの観測が強い。

また、新監督のスタイルから考えても、もともと若手主体のチーム作りに実績があり、従来の大型補強路線から若手主体のチームづくりに抜本的な改革を目指す可能性が高い。


そうなれば、かえって松井秀にとっては「毒を薬に変える」千載一隅のチャンス。
 

おそらく4番バッター.としてのAロッドの抜けた穴は、ジアンビと松井秀が埋めることに期待がかかるだろう。

松井秀は、右ひざの故障さえ回復できれば、5番クラッチバッターとしての中軸から一気に4番の看板打者に上り詰めるチャンスになる。

ここ数年松井のライバルとなっているジアンビの打撃には波があり、故障の多さもあって、明らかに4番バッターとしての峠を過ぎており、松井秀の活躍次第では実力でヤンキースの4番にのしあがることは十分可能だ。

したがって、今季惜しくも「3割30本100打点」を逃した最大の原因となった右ひざの手術回復がポイントになるだろう。 

まさに人生も野球も、危機はチャンスの裏返し。

しっかりと右ひざと勤続疲労を治療回復して、来季こそ悲願の「3割30本100打点」を達成し、実力で生まれ変わった新しいヤンキースの4番を目指してほしいものだ。  
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2007年10月30日

Re:レッドソックス無傷の4連勝で世界制覇!

ワールドシリーズ(7回戦制)のレッドソックス3勝0敗で迎えたロッキーズVSレッドソックス第4戦が28日(米国時間)、ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで行われた。

レッドソックスの先発は、ウイークフィールドの登板回避でメジャー2年目の左腕レスターが先発。ロッキーズの先発、クックは、今季故障で8月以来2ヶ月のブランクでの登板。

この日は初回の攻撃が試合の流れを決めた。

先頭打者エルスブリーがレフト線に痛烈なツーベースヒットで出塁すると、2番ペドロイアのサードゴロの間に三塁へ進み、1死三塁として、オルティーズがライト前に鮮やかな先制タイムリーヒットでレッドソックスがいきなり先制点を奪った。

一方、松井稼はピッチャーフライに倒れると、2番トゥロウィッキー空振り三振。3番ホリデーもセカンドゴロに打ち取られ、3者凡退に終わった。

レッドソックスは5回、先頭のローウェルが左中間に二塁打を放つと、6番ドリューピッチャーゴロの後、7番バリテックのライトへのタイムリーヒットでローウェルが生還、追加点を奪い、リードを2点に広げた。

7回表 2点リードのレッドソックスは先頭のローウェルがレフトスタンドへソロ本塁打を放ち、リードを3点に広げた。

一方、レスターの前に凡退を繰り返すロッキーズは、3回松井稼が第二打席でレフトオーバーの二塁打を放ち、1死二塁と反撃のチャンスをつかんだが、2番トゥロウィッキー空振り三振、続く、3番ホリデーも空振り三振でレスターを打ち崩せない。

試合が動いたのは3点をリードされた直後の7回裏。

6回から継投したレッドソックスのデルカーメンに対し、ロッキーズ先頭打者のハウプがライトスタンドへソロアーチをかけて反撃ののろしを上げた。

1死後。代打サリバンがセンター前ヒットで出塁し、デルカーメンを引き摺り下ろすと、交代した3番手ティムリンに対し1死一塁で松井稼が第4打席を迎え空振り三振。続く2番トゥロウィッキーも連続空振り三振に倒れ、追加点はならなかった。

レッドソックスは1点を奪われた直後の8回表、この回継投のフエンテスから代打キルティーが初球をレフトへソロアーチを放って再び3点差とした。

8回裏、レッドソックスは岡島が3連投で登板。

ロッキーズは3番ホリデーからの攻撃で、岡島はホリデーをセカンドゴロで1死後、4番ヘルトンにレフト前ヒットを浴びて1死一塁とされると、3番アトキンスに前日に続きまさかの2ランを浴びて1点差に詰め寄られる。

レッドソックスはここで守護神パペルボンを投入。

パベルボンは2者を凡退に討ち取って1点を追撃を阻んだ。

最終回の攻防は、レッドソックス3者凡退のあと、1点を追うロッキーズはこの回8番からの攻撃はセカンドゴロ。9番はレフトフライ。最後は松井稼の出番だったが、松井は8回表守備から投手交代に伴いベンチに下がっており、代打のスミスが空振り三振でゲーム終了。

レッドソックスが4-3で4連勝を飾り、3年ぶり7度目のワールドシリーズを制した。

日本人選手の成績は、松井稼が第1打席空振り三振、第2打席二塁打、第3打席ショートフライ、第4打席空振り三振の4打数1安打。
岡島は1/3回、本塁打1を含む2安打、2失点の内容。 

レッドソックスは、レギュラーシーズン最高防御率と3位のチーム打率によるメジャー最高勝率タイを引っさげて臨んだポストシーズンで、投打のバランスが飛びぬけていた。

打っては、ヤンキースに肩を並べるオールテイスやラミレスなど大型攻撃陣に加え、新人王候補のペドロイアをはじめ、終盤ラミレス欠場の穴を埋めて華々しいデビューを果たしたエルスブリーなど若手の台頭による機動力野球が開花。Wシリーズでは、この日1.2番若手コンビが見せた初回の先制の起点づくりにみられるように、レギュラーシーズンでは見せなかったバントで走者を進めるなど小技も取り入れ、硬軟両用の多彩な攻撃を見せた。
 

投げては、先発ローテーションを投げぬき15勝を挙げた松坂と、シーズンを通じ絶対的なセットアッパーを果たした岡島という両日本人投手の加入によって厚みを増した先発とブルペンの総合力で、レギュラーシーズンからポストシーズンまで一貫して安定した戦いを繰り広げた。
 

なお、MVPに選ばれたのは、ポストシーズン打率4割のハイアベレージを残したマイク・ローウエル。
ローウエルは世界制覇を経験したマーリンズから昨季レッドソックスに移籍、故障が目立ったチームの主力を支え、今季は3割2分4厘、21本塁、120打点の成績を残している。 

一方、松坂と岡島は、メジャー1年目にしてのワールドシリーズ制覇をなしとげ究極のシャンパンファイトのフラッシュを浴びた。日本人選手が所属するチームの世界制覇は2005年ホワイトソックス井口、2006年のカージナルス田口に続き3年連続の栄誉。

野茂英雄に始まり、イチロー、松井秀、松坂等と続いた日本人メジャーリーガーの活躍は、今季ですっかりメジャーに定着し、Wシリーズの大舞台でも松坂、岡島、松井稼が堂々とプレイをして世界制覇に貢献、新たな日本野球の進化を世界に見せつけた。

それはあたかも日米両経済大国の補完関係にならうように、ラージベースボールとスモールベースボールの融合という新たなメジャーリーグベースボールの時代をわが日本人メジャーリーガー自らで切り開いたシーズンといえるだろう。

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2007年10月29日

Re:松坂大輔、投打で活躍 Wシリーズ日本人初勝利 3連勝王手に貢献 松井稼リードオフ猛打賞も及ばず

ボストン・レッドソックスVSコロラド・ロッキーズのワールドシリーズ第3戦がロッキーズの地元クアーズ・フィールドで行われた。

 
レッドソックスの先発はポストシーズン3戦目Wシリーズ初日本人メジャーリーガー初先発の松坂大輔。 

松坂は初回立ち上がり西武ライオンズ時代のチームメート松井稼との公式戦初対決で、松井に初球外寄りのストレートを右中間へ運ばれ、松井は守備エラーで処理がもたつく間にすかさず二塁を陥れた。
 しかし松坂は、トロツキーを空振り三振、ホリデーがピッチャーゴロに打ち取り、二塁を離れた松井がタッチアウトで2死1塁とすると、4番ヘルトンをサードゴロで無失点で切り抜けた。

このあと松坂は尻上がりに調子を上げ、切れのあるストレートとチャンジアップが冴え、2回に先頭打者をすっぽ抜けのデッドボールで歩かせたが、後続を討ち取ると、4回まで初回の1ヒット5三振に抑えるパワーピッチングで完璧に封じ込めた。

これに対し、レッドソックスは松坂の好投に応え、初回の無死1-2塁のチャンスを逃したあと、3回この日1番に座ったエルスブリーが二塁打で無死二塁とすると、ペドロイアのセーフテーバントで無死一、三塁のチャンスにオルティーズがタイムリーツーベースで1点を先制。続く4番ラミレス敬遠の後、無死満塁のチャンスでローウェルがセンター前へ2点タイムリーで3-0とし、さらに1死後バリテックがレフト前ヒットでホームを陥れたラミレスがタッチアウトになるもルーゴ四球で2死満塁で松坂に打順が回ってきた。

松坂は第一打席三振に討ち取られたが、この第2打席で見事にレフト前へ2点タイムリーヒットを放ち、貴重な追加点を挙げた。

さらに、2死一、三塁から打者一巡しエルスブリーのタイムリーツーベースが飛び出し、この回一挙6点を奪って先発のフォッグをKOした。レッドソックスは打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。
 

6点リードをもらった松坂は、5回2安打を浴びて1死一、二塁のピンチを招いたものの、2度目の松井との対決でショートゴロに打ち取ると、トゥロウィッキーも凡フライに討ち取り、この日最大のピンチをしのいで5回を投げ終えた。

 
しかし、松坂は投球数83球で迎えた6回、1死後球種を見極められ連続四球で歩かせ、1死1-2塁のピンチを招いて100球を超えたところで降板を告げられた。ここまでの投球内容は5回1/3で球数101、被安打3、与四死球4、奪三振5という内容。

継投した2番手ロペスは、いきなりセンター前ヒットを浴び、一人生還。ロッキーズが1点を返すと、1死一、二塁で連続ヒットを浴びて2点目を献上、この時点で無失点だった松坂に失点2がついてしまった。

松坂は5回までほぼ完璧なピッチングを見せたものの、6回1死からの連続四球で、100球を超えたところでの降板のあとの失点はレギュラーシーズン後半からのお決まりの自滅パターン。責任回数を投げ終え先発の役割は果たしたとはいえ、ポストシーズンでものそのパターンは改善されず、今季最後の登板と見られたこの試合でも最後の不完全燃焼が悔やまれた。

その後、レッドソックスは3番手ティムリンを投入、好守備などでロッキーズの反撃を2点に抑えた。

しかし、松坂を引き摺り下ろして2点を奪ったロッキーズ打線は、7回に反撃の足がかりとなるセーフティーバントを決めて二盗に成功すると、レッドソックスはたまらず切り札岡島を投入した。

2試合連投となった岡島は、6-2で迎えた7回無死一、三塁のピンチで、主砲ホリデーに初球いきなり3ランを浴びて6-5と1点差に詰め寄られた。

岡島は次打者にもヒットを許したものの、後続を連続三振に仕留めて1点のリードを守った。この日の投球内容は1回を2安打無四球2奪三振1失点。

1点差に追い詰められたレッドソックスは、その直後の8回、ルーゴは四球で1死一塁とし途中出場のクリスプがセンター前ヒットで1死一、二塁とチャンスを広げると、エルスプリーがタイムリーツーベースでルーゴが生還。なおも1死二、三塁からペドロイアが連続タイムリーツーベースで続き2点を追加。再びリードを4点に広げた。
 

レッドソックスは8回5番手デルカーメンがヒットと四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、6番手で登場.した守護神パベルボンが後続を討ち取り、2者残塁に抑えた。

最終回、レッドソックスは、先頭のローウェルがセンター前ヒットで出塁し、コラの送りバントで1死二塁とすると、ローウェルが三盗を決め、バリテックの犠牲フライで駄目押しの10点目を挙げた。

一方その裏、5点を追いかけるロッキーズは、2死走者なしでハウプが三塁打を放ったが、最後はショートゴロで試合終了。

結局10-5でレッドソックスが3連勝を収め、ワールドシリーズ制覇へ王手をかけた。

6回途中2失点の松坂に日本人選手Wシリーズ初先発で初白星がついている。松坂はポストシーズン2勝目(1敗)。
また、松坂はDH制のないナリーグでの打撃で、3回に貴重な2点タイムリーを放ち、3打数1安打2打点と、投打にわたる活躍でワールドシリーズ3連勝に大きく貢献した。

3連敗を喫しあとがなくなったロッキーズのハードル監督は、試合後の会見で、「あの一振りは、我々にダメージを与えたね」(MAJORJP)と6点を先制された3回の松坂の2点タイムリーが効いたことを打ち明けた。

一方、4番手で連投した岡島は6-2で迎えた7回無死一、三塁のピンチで初球をバックスクリーンに運ばれて3点を失ったが、気持ちを取り直し、後続を連続三振に仕留めて1点のリードを守りきり、ロッキーズに行きかけた試合の流れを押しとどめた。 

一方、ロッキーズの打順組み換えでこの日1番・二塁で先発出場し、リードオフを.任された松井稼は、初回のヒットに加え、7回の反撃の起点となるセーフティーバントと日本人初のWシリーズ二盗、8回のセンター前ヒットなど、この日5打数3安打1盗塁で猛打小賞の活躍で、リードオフマンとして十分な働きを見せたが、レッドソックス打線の猛攻の前に及ばなかった。

100年の歴史の中でも
初戦から3連勝したチームの優勝確率は100%といわれるが、レッドソックスは2004年にカージナルスを4戦全勝で破って以来の2大会連続の4連勝でのWシリーズ制覇という快挙を目指す。 

注目の第4戦は29日(28日米国時間)9時より、同じロッキーズの地元クアーズ・フィールドで行われる予定。
 
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2007年10月27日

Re:今日の日本人メジャーリーガー-10/25米国(松井稼、岡島)

★レッドソックス接戦制し連勝 岡島が完璧リリーフ 松井稼との日本人初対決を制す

レッドソックスVSロッキーズのワールドシリーズ第2戦が25日(米国時間)レッドソックスの地元ボストン、フェンウエイパークで行われた。

前日初戦を制したレッドソックスは40歳シリング、ロッキーズはヒメネスの先発でスタート。

この日、シリングは初回立ち上がりボールが高めに浮いて1点を先制されたものの、その後は投球の組み立てと緩急を使ってロッキーズ打線を巧妙にかわし、一方のヒメネスも7月メジャー入りし17勝を挙げてエース級にのし上がった実力を見せ、1点を争うしびれる投手戦を展開した。

するとレッドソックスは、4回にバリテックの犠飛で同点とすると、続く5回ローウェルが勝ち越しのタイムリー二塁打で2-1と逆転に成功した。
 そして6回、疲れの見え始めたシリングが1死一、二塁とすると、岡島にバトンタッチした。 

松坂に先立ち日本人投手初の大舞台で登板した岡島は、1死一、二塁のピンチからアトキンズをファーストゴロに仕留めると、走者が進んで二、三塁と一打逆転の場面となったが、強打者ホープを見事な3球三振に討ち取った。

7回はスピルボークスを見逃し三振に切って取るなど無難に3者凡退に抑えた岡島は、8回先頭打者タべラスを速球で見逃し三振で討ち取って1死後、走者なしで松井と対戦した。シリーズ史上初の日本人対決で、岡島はフルカウントから松井稼を空振り三振に退け、パペルボンにつないだ。岡島は2回1/3を無安打無失点4奪三振を奪うパーフェクトな
内容。一人の走者も許さなかった。

一方、2番二塁で先発フル出場した松井稼は、第1打席は中飛、第2打席は三振、第3打席は遊飛、そして岡島との対戦となった第4打席は空振り三振で、この日4打数無安打2三振に終わっり、ポストシーズンの連続安打記録が途切れている。

試合は結局、レッドソックスがシリングのあとをリリーフした岡島、守護神パベルボンの必勝リレーで1点のリードを守りきり2-1で接戦を制し、対戦成績を2勝0敗とした。

レッドソックスは前日の大爆発による圧勝とこの日の投手戦による競り勝ちというスタイルの異なる勝ちパターンで、今季の強さを見せ付けた。

シリングは6回途中1失点で白星を挙げ、昨年のタイガース・ロジャース41歳に続き二人目の40歳超の勝利投手になった。

2回1/3をパーフェクトに抑えて勝利に貢献、
ポストシーズン9回1/3を投げ無失点とMVP級の活躍を続けている岡島は、試合後のインタビューで「内角は厳しいところに投げないと打たれる。相手に当たるくらいまでの気持ちを込めて投げた」(ボストン時事)「昨シーズンは日本シリーズで投げたし、こういった大きな舞台の経験もいくつかある。だから(好投する)自信はあった」(MAJORJP)と通訳を介してコメントした。

一方、ロッキーズ
1回に1点を先制したがシリング、岡島、パベルボンの必勝リレーに封じ込まれ、敵地で2連敗を喫し、0勝2敗でホームへ戻ることになったものの、「負けは負けだが内容のある試合.をした。次のホームでのゲームにつながると思う」(ボストン時事)と雪辱を誓った。

第3戦は、移動日を挟んだ27日(米国時間)に、ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドに場所を移して行われる。

2連敗を喫し強力打線の陰りがみえる
ロッキーズは、打順変更の可能性を示唆、9月上旬の故障からナリーグ優勝決定シリーズで復帰して調子の上がらない1番タベラスをスタメンから外し、リードオフマンに松井稼が回る見通し。

なお、レッドソックスは松坂大輔が先発予定。

2007年10月26日

Re:チーム総合力評価システム(筆者オリジナル)で占うワールドシリーズ

メジャーリーグ最後の華、 ワールドシリーズがついに開幕した。

エンゼルスとインディアンスを破り4年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙うボストン・レッドっクスと、Bクラス常連でこの2年は最下位を低迷していながら9月中旬から破竹の21勝1敗で史上初のナショナルリーグチャンピオンシップに輝いたコロラド・ロッキーズの対戦は、初めて3名の日本人選手が出場し、3年連続で日本人メジャーリーガーが所属するチームがワールドシリーズ制覇するという内外注目のシリーズである。

筆者は、レギュラーシーズン前半を終え、メジャーオールスターゲーム後、前半線の両リーグのチーム総合力成績(チーム防御率とチーム打率)をアリーグ14段階評価、ナリーグ16段階評価で総合評価点数から地区優勝達成可能率を算定。どこよりも早い(たぶん世界一早い)優勝占いを試みた。

後半戦が終わり、その結果報告をしたのは既報コラム(10月1日)のとおり。

地区優勝の的中率は65%だった。またワイルドカード2チームまで含め75%の的中率を示した。(エヘン!)

そして、同コラムで、プレイオフを勝ち抜く2チームを上記の方法で年間チーム総合力をはじき出し、プレイオフ勝者(リーグチャンピオン)を大胆予想した。
そして、結果は見事にズバリ的中

コロラド・ロッキーズとボストン・レッドソックスがチャンピオンシップに輝いた

的中の証拠データ は以下のとおり。詳細は既報予想コラムを参照。

○アメリカンリーグ

チーム名        防御率 点数  打率 点数 総合点数
Rソックス        3.87   14    .279  10    24
インディアンス     4.06   12    268   7    19
エンゼルス       4.83    9    .2.84  11   20
ヤンキース       4.50    6    ..290 14    20

 
   ナショナルリーグ

チーム名         防御率  点数  打率 点数 総合点数
カブス            4.04   15    .271  10   25
D.バックス          4.13   13    .250  1   14
ロッキーズ         4.32    9    .280  16   25
フィリーズ          4.76    4    .274  12  16 

この予想では地区優勝決定シリーズの詳細においては、ヤンキースとカブスの敗退は予想外だったものの、レッドソックスVSインディアンスと、ロッキーズVSダイヤモンドバックスは、総合評価からレッドソックスとロッキーズの順当勝ちが的中したことを記載しておく。


さて、以下ワールドシリーズの結果予想に移る。

すでに今日までに2戦が終了しており、後追いの予想のように思えるが、第2戦までの結果と関係なく、チーム総合力の両リーグ総合ランキングの結果から、ワールドシリーズ優勝チームを特定したい

まずはプレイオフ進出8チームの両リーグ総合ランキング(30チーム中防御率/打率それぞれ1位30点最低30位1点、総合評価満点60点で計算)は以下のとおり。


○プレイオフ進出8チームのレギュラーシーズンチーム総合力指数の両リーグ総合ランキング


順位  チーム名    防御率  点数   打率 点数  総合

1位   Rソックス     3.87   30    .279  25   55点
2位   エンゼルス    4.23   20    .284  27   47点
3位   カブス       4.04   27    .271  18   45点
4位   ヤンキース    4.50   14    .290  30   44点
5位   ロッキーズ    4.23   20    .280  26   43点
6位   インディアンス  4.06   26    260  16   41点
7位   フィリーズ     4.76   8    .274  21   29点
8位   Dバックス     4.13   24     .250  2   26点 


結論として、チーム総合力、いわゆる投打のかみあったチームの強さを示すこの数値で見る限り、レッドソックスの優勝となる確率が高い

レッドソックスとロッキーズの間には総合力的に12点の差がある。

これを勝敗支配率に置き換えると、

レッドソックス55点+ロッキーズ43点=98点(これを100%として勝敗支配率を計算)


○レッドっクスの勝敗支配率の計算式:55点÷98点×7試合=3.93勝
○ロッキーズの勝敗支配率の計算式:43点÷98×7試合=3.07勝 つまり、レッドソックスがおよそ4勝3敗の確率でワールドシリーズ制覇の可能性が高いことがわかる。 しかし、データ的にレッドソックス有利といっても、ポストシーズンでは独特のチームの勢い等の要素が入ってくる。

このチームの勢いとは何か

それは調子の波である。

いわばチームのポストシーズンでのバイオリズムの問題。

たとえば、ヤンキースはチーム総合力でやや劣るインディアンスに惨敗した。この原因は、投打のバイオリズムが狂っていたことにあるとみる。

もっといえば、ヤンキースは7月から9月まで3ヶ月で14.5ゲーム差を追い上げる絶好調を奇跡的にキープしたが、ポストシーズンではすでに力を使い果たし勢いをなくしていた。
 

フィリーズも格下のDバックスにあっけなく敗れたが、井口の移籍に始まり徐々に追い上げ、大混戦の中を9月終盤に入って追いつき、最終戦でメッツから逆転地区優勝を奪ったその勢いが、ポストシーズンには消えていた。

選手もチームも、好調のバイオリズムのキープ期間は1ヶ月が限度といわれる。

勝利の女神は、ポストシーズンで本格的な好調のバイオリズムを発揮したチームに微笑む。

前半の圧倒的な勝率でトップを走った預金暮らしで後半戦を安定的に戦うことができたレッドソックスは、ポストシーズンに照準を当て、とりわけ最後の頂上決戦に好調のバイオリズムを持ってきたように見える。

一方、ロッキーズは、レギュラーシーズン9月中旬から続いている22勝1敗が連敗で、好調のバイオリズムが下降しだした気配が見える。

若いロッキーズが地元に戻ってどう立て直すか、ますます目が離せないシリーズになりそうだ。

もちろん当たるも当たらぬも八卦、楽しんで占いましょ。 
posted by jo at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | MLB観戦ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Re:今日の日本人メジャーリーガー-10/24米国(松井稼)

ワールドシリーズ開幕、松井稼初安打も 初戦はレッドソックス圧勝 

ボストン・レッドソックスVSコロラド・ロッキーズのワールドシリーズが24日(米国時間)、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで開幕した。

インデイアンスとの崖っぷちの1勝3連敗から奇跡の3連勝で4年ぶりのアメリカンチャンピオンシップを手に勢いをそのまま維持したレッドソックスは、初回にベケットが3者連続三振を奪う見事な立ち上がりでチームに景気付けると、その裏ペドロイアの先頭打者アーチで試合の流れを奪い、早々と3点を先制した。その後も3点を加え、6-1の5点リードで迎えた5回には、3連続押し出し四球など打者13人の猛攻で7点を奪い、13-1と試合を決めた。投げては、先発ベケットが7回を6安打、9奪三振、1失点に抑える快投で、ワールドシリーズ初戦を圧勝で飾った。レッドソックスはポストシーズン4連勝。

一方、ローキーズは、ポストシーズン無傷の4連勝で15日に早々とナリーグチャンピオンシップを手にしたものの、8日間実戦から遠ざかった影響からか、若き先発エース・フランシスが序盤で早々と大量失点をすると、リリーフ陣も総崩れであっという間に試合を決められてしまった。

また、自慢の堅守にも乱れを誘い、打線もわずか散発6安打1得点と振るわななかった。

ロッキーズの松井稼は、日本人メジャー5人目のワールドシリーズ初出場を果たし2番・二塁で先発出場した。

レギュラーシーズンのレッドソックスとの交流戦でベケットを打ち崩し2勝0敗で4割超の成績を残したベケットに対し、松井稼は第一打席を7球連続速球勝負で三振に討ち取られると、第2打席も連続三振、ショートフライをはさんだ6回第4打席で一、二塁間へ内野安打でやっとシリーズ初ヒットを記録している。8回5打席目はショートフライ。この日4打数1安打。

なお、岡島の出番はなかった。

勝負は1回立ち上がりで決まった。

レッドソックスは先発エースベケットが3者連続三振で試合の流れをつくり、チャンジアップをつかわず球威のある速球とカーブの緩急を組み合わせた快投で9三振を奪い、8日間の休養から鈍った試合勘を取り戻させることなくローキーズ打線を封じ込めた。

打っては、先頭打者ホームランなど打者8人で3点を奪うと、5回には打者13人で7点を奪う猛攻であっさり試合を決めた。

レギュラーシーズン終盤から22勝1敗と奇跡の連勝街道を突っ走ってきたローキーズが、再び連勝のきっかけをつかめるか。

松井稼は、試合後のインタビューで「相手のピッチャーが良かった。.それだけでしょう」と脱帽しながら、「1-0でも13-1でも負けは負け」と割り切り、「明日も試合がある。気持ちを切らさず、いい流れでいこう」と切り替えていた。

2007年10月23日

Re:陰のヒーロー岡島が支え、松坂大輔アリーグチャンピオンシップ制す

米大リーグ、レッドソックスVSインディアンスのアメリカンリーグ、チャンピオンシップシリーズ最終戦が、レッドソックスの地元フェンウェイ・パークで行われた。

ポストシーズン3度目の先発となった松坂は、5回2失点で勝利投手の権利をもらって降板したあと、岡島が6回から松坂の後を継いで2回0/3を投げ無失点に抑えた。

打っては、レッドソックスが初回にラミレスのタイムリーで1点を先制、以後小刻みに追加点を重ね
3点をリード。4回、5回に1点ずつを失い、インディアンスに1点差まで迫られたが、7回に2ランで突き放し、8回には一挙6点猛攻で試合を決めると、最後はパペルボンが締めて11-2で大勝、対戦成績を4勝3敗とし2004年ワールドシリーズ制覇以来4年ぶりのアメリカンリーグチャンピオンに輝いた。

松坂は、3回までヒット1本で無失点と久々完璧なスタートを見せたが、4回と5回に1点ずつ失い、結局88球で5回の責任回数を投げ、6安打、2失点、3三振、無四球の内容で初の勝ち投手となった。


スターやヒーローは、苦労のあとに幸運をつかむタイプと、生まれもって幸運の星の下で育つタイプと2種類存在する。

松坂は後者だ。

今季レッドソックスが落札した1億ドル新人スターの誕生は、日米メディアを巻き込んだ社会現象となった。

しかし、その輝きは前半戦その片鱗をうかがわせただけで、1億ドルスターにふさわしい活躍ではなかった。

新人ながらチームで唯一ローテーションを守った15勝11敗は評価されるべきものだが、後半からの松坂は1億ドルの化けの皮が1枚1枚はがれるように徐々に色褪せていった。

レギュラーシーズン終盤の最も輝くべきシーンで輝いたのは天王山ヤンキース戦だけで、あとは5回戦ボーイとなりはて、ポストシーズンでは5回もたず責任回数を果たせず、周囲の不安の中でアメリカンリーグ・チャンピオンシップの最終戦を任された。

この試合で結果をだせななかったら、松坂はどうしたろう。

3戦満を持して登板した松坂が4回途中4失点でKOされたとき、松坂はナインがいなくなったベンチに座って1時間以上呆然としていたという。

自身喪失。

プロ野球選手になって初めての屈辱と情けなさにひそかに男泣きした松坂は、この日勝つも負けるもすべては自らの力かかった大一番で、かろうじて男の責任を果たした。

しかし、それは、けっして満足のいくものではなかった。

たしかに3回までは久々にほぼ完璧なパワーピッチングを見せてくれた。

気の早い筆者は初の完封勝利をイメージしながら見ていた。

前回もそうだが、この日の松坂はストレートに伸びがあり、制球にやや甘さがあるものの、球威があるために、打たれても詰まった当たりで凡フライやファウルになっていた。

見た目以上に球威があり、追い込んでからストレートがよく決まった。

下位打線に気を抜いて打ち込まれる手抜き癖は相変わらずだが、丁寧に気迫で投げて何とか2失点に抑えた。

魔の中盤を越えたら7-8回くらいまで投げさせてくれたかもしれないが、フランコナ監督はポストシーズンを勝利第一主義の冷徹采配に変身し、そういったギュラーシーズンの甘えは許さなかった。

結果的にそれが大量失点を防ぎ、個人の力でなくチームの一丸で投打のかみあった勝利に結びつくのだが、松坂は個人的に満足しなかっただろう。

なぜなら、7回までもたなかったからだ。

完投できなかったからだ。

完封できなかったからだ。

完全試合ができなかったからだ。(そんな野心はない?ならやめろ)

その理由はわかっている。

走りこみができていない。

メタボにしてやられた制球の異変を最後まで変えられなかった。

手投げと気合で投げているのが今季の松坂に一貫した印象。

そうした松坂を助けたのは、陰のヒーロー岡島である。

岡島は走者を置いての粘り腰がスゴイ。

解説氏もこの日のMVPは岡島と主張した。

松坂は影のヒーロー岡島の支えでヒーローの1勝を得たのだ。

九死に一生を得るというが、まさに九死に一勝だった。

試合を左右する1球というものがある。

それは、魔の5回、二死1-3塁一発でれば逆転のピンチでの1球。

フランコナ監督は投手コーチをマウンドに送り、何事かメッセージを伝えている。

ポストシーズンでは早め早めの交代で冷徹な采配を続けるフランコナ監督。

てっきりり交代か思いきや、続投。

フランコナ監督は、地元メデイアの執拗な松坂はずしの声を聴かず、松坂に全幅の信頼を寄せて(心中覚悟)自らが探し当てた新人に、チ−ムの運命を託し最終戦にあえて先発させた。

この判断が、試合の流れを左右しかねない絶対のピンチで早計に交代させず、5回まで松坂にあえて責任をとらせた。

それはあたかも百獣の王ライオンがわが子を谷底に突き落とす寓話にも似ていた。

松坂は最後のバッターを前に一呼吸して、立ち向かう。

そして、フルカウントから見事空振り三振にしとめ、勝利の権利をもってマウンドを降りた。

 
2つ目の1球は、松坂を救援した仕事人岡島の1球。

6回3者凡退に討ち取った後、7回も1点差で岡島が続投。

1死後ロフトンが打ち上げたショートフライをルーゴが痛恨の落球。1死二塁で岡島はレフト前ヒットを許し、1死一、三塁と一打同点のピンチで、初球見事なサードゴロ併殺打に打ち取り、ピンチを脱した。
 

今季の走者を背負っての岡島の粘り強さは松坂と正反対で、まばゆいばかり。

これがインディアンスに傾いていた試合の流れを再び引き戻した。

また、インディアンスにとっては、致命的な走塁ミスがあった。ポスシーズンのランキーボーイのロフトンのヒットが二塁でタッチアウトになったこと。(タイミングアウトだがビデオではセーフに見える微妙な判定)。

インディアンスに傾いていた試合の流れがストップしたのは、これだけでなく、エラーが集中し終盤大量得点を許した守備の乱れも大きい。
 

松坂が生まれもって背中に負った幸運の星を感じた試合だった。

それにしても、松坂は良い同僚/チームに恵まれたものだ。

新人を育てようとする気風がある。

仲間を助けようとする温かい異体同心の気風がある。

ヤフーの人気投票でついにレッドソックスがヤンキースを上回った。

解体の危機のヤンキースとワールドチャンピオンを目の前にしたレッドソックスの差はこのへんにあるのかもしれない。

だから、松坂は自分の力で勝てたとは思ってもいないだろう。

表情からそれははっきりとうかがえた。

ベンチで試合を見るその表情は、一応責任は果たしたものの、試合の行方は全く混沌として、祈るような思いのスタンドのファンのひとりと同じだった。

優勝が決まって松坂は同僚から抱擁を受けたあと、ベンチの前から遅れてきた岡島にわざわざ頭を下げに行った。

岡島さんのおかげですぅと、ヒーローは最後まで謙虚だった。

この日の勝利はふたりの日本人新人投手の好リレーで勝った。

陰のヒーローが表のヒーローを守りきって松坂を男にした。

今季の日本人投手のタッグを象徴する試合だった。

岡島はレギュラーシーズン終盤、登板回避してポストシーズンに備えたが、実は肩に違和感があったという。

3回のロングリリーフはいくらなんでも引っ張りすぎ。

逆にいえば、そこに岡島へのフランコナの絶対の信頼が透いて見えるが、ワールソシリーズでも気をつかいながらの登板になるだろう。

松坂はけっして自慢できない。
本来の姿ではない。

制球力のばらつきすべての原因であり、走りこみなどオフの準備不足で体が絞れず、メタボの体で自慢の変化球も直球も出来にバラツキがありすぎた。

今季は「信じすぎず疑いすぎず」の出来で最後まで一進一退を繰り返すだろう。

しかし、前回のとき感じたのだが、メタボの松坂が少し減量しつつあるように見えた。

フジTVのとくダネ!の名キャスター小倉さん(熱狂的西武ファン)が前回の松坂は良かったと言っていたのを聞いて、筆者と同じ意見だと感心した。

3回までのパワーピッチングは、松坂復活の兆しと考えてよいのかもしれない。
 

ワールドシリーズ制覇の目標のあと、松坂の本領は来年からのスタートになるとみている。

来年が怪物の本当のデビューになることを。
posted by jo at 07:19| Comment(0) | TrackBack(1) | MLB観戦ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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